You are currently viewing 医療×IT分野でよく使われれる「EMR」と「EHR」の違いについて

 医療×IT分野で頻出しているEMRとEHRを目にしても、または耳にしても、それぞれの定義や違いについて文脈だけで、ある程度院内と院外の違いを感じていますが、これ以外にもどんな違いがあるかはあまり理解していない方がいるかもしれません。そこで、今回はこの二つの専門用語に関する定義と違いを詳しく見ていきましょう!

EMRとは?

 EMRは「Electronic Medical Record」の略で、所謂電子カルテのことです。ある特定の医療機関内、例えば、診療所やクリニック、病院内で患者の医療データを記録・管理・保存するためのシステムです。データの追跡や、予防訪問、スクリーニングの対象を特定して、患者をモニターして、医療の品質向上に寄与できることで、その価値は、紙のカルテよりも高いとされています。

EHRとは?

 EHRは「Electronic Health Record」の略で、ただ単に情報を記録・管理・保存するだけでなく、複数の医療機関、例えば薬局や病院、介護施設、または地域をまたいで患者の医療データを共有できるシステムです。つまり、EHRはEMRの発展形で、患者の医療データが場所の制限なく複数の場所で共有できるようにするネットワークです。

EMRとEHRの違いは?

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