サイトカインとは?簡単にわかりやすく説明すると反応のこと
サイトカインとは、簡単に説明すると細胞間のコミュニケーションへの反応のことをいいます。
もう少しわかりやすくいうと「たんぱく質」であり、
- 炎症
- 熱
- 血圧の上昇
などの反応を起こすことがわかっています。
もっとわかりやすく、簡単に!サイトカインとは「鍵穴」
サイトカインとはもともと人体の保護のためのものです。細胞間に何かしらの異常があった場合にサイトカインが入り込んで、反応を起こします。
細胞という穴にサイトカインという鍵がぴったり入ることでその反応が起きるとイメージするとわかりやすいのですが、いかがでしょうか。
例えば病原菌が体内に入り込んだときにサイトカインが細胞とくっつき、熱を出して病原菌を倒す。
他には、花粉が体内に入って来たら細胞が病原菌だと勘違いしてサイトカインを分泌、その結果鼻水・・・などの症状が出るとも言われています。
炎症等を抑えるためにサイトカインを先回りして抑える【看護の知識】
では看護的な目線でサイトカインとは?について考えてみましょう。
先ほど、穴にサイトカインという鍵がハマると炎症等の反応を起こすと言いましたね。
また、その具体例として
- 病原菌を倒すためにサイトカインとコミュニケーションをとり熱を出す
- 花粉症を病原菌と思い鼻水を出す
の2つをあげました。1つ目に関しては人間の身体にとって非常に重要なことなので、これを止める事はなるべく避けたいですね。
が、花粉症に関してはどうでしょうか。別に止めても問題ありません。
そこで注目されているのが、サイトカインと同じ鍵を薬で投与してサイトカインより先に穴に入ってしまうことで、鼻水を抑えよう
という考え方。このように人間の身体を守るサイトカインの反応とそうでないものとで対応策を考える必要が今後出てきます。