投稿者:y.Onozawa 投稿カテゴリー:医療情報 投稿の最終変更日:2022年8月2日 バイオシミラーとは?ジェネリック医薬品の立ち位置 バイオシミラーとは、既に新薬として世に出ている先行バイオ医薬品と同等・同質、そして安全性や有効性を持つ医薬品として開発されたバイオ医薬品のことを言います。ジェネリック医薬品と同じ立ち位置として考えるとわかりやすく、先行バイオ医薬品の特許期間が失効したあとに開発が可能になるバイオ後続品のことです。もう少しわかりやすく言うと、たんぱく質を有効成分として作られる薬のことで、さらにそのたんぱく質は生物から作られています。バイオシミラーは今非常に注目を浴びている分野ですね。 ジェネリック医薬品とバイオシミラーの違いとは ちなみにジェネリック医薬品と同じ立ち位置とはいいましたが、バイオシミラーとジェネリック医薬品は違います。ジェネリック:先発医薬品と効果等が同一の医薬品バイオシミラー:先行バイオ医薬品の同等・同質の有効性や安全性を持つ医薬品と、要するにジェネリックはほぼ同じ医薬品が再開発されるのですが、バイオ医薬品に至っては新しい医薬品と言っても過言ではないでしょう。バイオの方が構造が複雑なので、多くの試験が必要です。 バイオシミラーのデメリットとは? バイオシミラーのデメリットは、ずばり値段でしょう。そもそもバイオシミラーとはたんぱく質を有効成分とする薬で、これは生物から作られています。つまり開発や製造・管理などの面で非常に苦労するので、その分大規模な設備などが必要になってきます。そうすると必然的に費用がかかるので、値段も上がってしまうということが起きてしまいます。これがバイオシミラーのデメリットといっても過言ではないでしょう。 ちなみにバイオ継続品=バイオシミラー ちなみにバイオシミラーを日本語読みするとバイオ継続品です。どちらも意味は同じですが後発医薬品(ジェネリック医薬品)と混合しやすいので注意しましょう。 タグ: 医療単語 Opens in a new window その他の記事を読む 前の投稿プラセボ効果とは何?【治験で使う偽の薬が効くこと】 次の投稿テーラーメイド医療とは?【個別指導のデメリット】 おすすめ インシリコ創薬とは「新薬候補の発見」でAIを活用する方法 2021年8月16日 市販後調査(PMS)とは?期間は主に6ヶ月【医療用医薬品】 2021年7月26日 医療ビッグデータとは「大量のデータ」ではない。簡単に説明 2021年6月15日 かかりつけ薬剤師とは?薬局についても知っておくべきこと 2021年6月17日